メッセージの内容は疑問を感じる内容で外国人が送ったように感じる。

　　　　　　　　　　　　　実際にメッセージの送信先を調べると中国のポータルサイトで使っているドメインが【xxx@163.com】を使用している事が分かります。

　　　　　　　　　　　　　内容にある1日30分で約2万円もらえる魅惑的なバイトが本当にあるのか？

　　　　　　　　　　　　　実際にコンタクトを取ってメッセージでどのようなバイトかについて質問するとアマゾンのバイトだと言い、1日50万円位することもできる

　　　　　　　　　　　　　と言うので、どうすればいいか尋ねてみると、年齢や現在の仕事など聞かれ「貴方は適合しました」と言いログインすればいくつかの内容が

　　　　　　　　　　　　　出てくるので、作業サイトにログインするよう勧める。

　　　　　　　　　　　　　ログインすると電話番号、Apple ID、パスワードなど様々な個人情報の入力を求められる。

　　　　　　　　　　　　　ここに登録すれば本当にアルバイトの内容が出てくるのかどうかは不明だが、登録情報は全て奪われる。

　　　　　　　　　　　　　結果としてAppleの個人情報を収集する詐欺グループと考えられる。

　　　　　　　　　　　　　実際に中国ブラックマーケットではAppleのアカウントが販売されている。

　　　　　　　　　　　　　このAppleアカウントに他で入手したメールアドレスを入力していくと実際に連動しているアカウントが分かり今回のようなメッセージが送信

　　　　　　　　　　　　　することができると考えられる。

　　　　　　　　　　　　　メッセージが送られてきたことで携帯電話がハッキングされたという不安が起こるのは、マクロン大統領が受けたiOSを狙ったペガサスハッキング

　　　　　　　　　　　　　という方法が同じ手法に見えるため、このメッセージを受けただけでハッキングされたという内容が拡散されましたが、それはありません。

　　　　　　　　　　　　　ペガサスハッキングと言うのはイスラエルで作られたスパイウェアで携帯電話に侵入し個人情報を収集する方法で、世界の有力者5万人の

　　　　　　　　　　　　　データが流出したとされています。

　　　　　　　　　　　　　ペガサスは兵器級のスパイウェアとして、販売時にイスラエル政府の許可も必要となり、このようなメッセージ形式ではありません。

　　　　　　　　　　　　　ペガサスハッキングのような攻撃を防ぐにはiOSのアップデートを奨めます。

　　　　　　　　　　　　　このようなiMessageを受けないようにするには受信機能をオフにして電話やメールと連動させないようにすればメッセージは届きません。

　　　　　　　　　　　　　アップルのアカウントに不安があってもアップルアカウントは購入時に決まり、変更はできませんのでパスワード管理で対応する方法がいいでしょう。

　　　　　　　　　　　　　また、Androidユーザが安心していられないのが、よく使うカカオトークにもハッキングがあり注意喚起されていて、カカオトークの公式アカウント

　　　　　　　　　　　　　を詐称して個人情報を搾取するフィッシングも増えている。

　　　　　　　　　　　　　本物と同様に見える画面であってもよく見れば少し違いがあるので確認が重要です。

　　　　　　　　　　　　　実際に公式アカウントからパスワードや電話番号を要求することはないという事を理解してください。

　　　　　　　　　　　　　AndroidもiPhoneも疑わしいメッセージが来てもそれに反応しないのが大切です。